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標準クラスについて知ろう

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この章では標準クラスについて説明します。
先ほどはクラスの作成方法を説明しましたが、JavaにはMathクラスのように初めから機能が準備されているクラスが複数あります。
これを標準クラスと言います。
例えばMathクラスには平方根を計算するメソッドや四捨五入するメソッドなどがあります。
Mathクラスのメソッドから説明をします。
maxメソッドの例をみてみましょう。1 結果は「20」です。
2つの値の中で大きいほうを出力してくれるのがMath.max()です。1 maxメソッドの中に引数1と引数2をカンマを挟んで入れると2つの値の内どちらの値が大きいかを判断してくれます。
maxメソッドを実行した結果を戻り値と言いますが、この例ではmax1変数でこの戻り値を受け取っています。
そして、比較する2つの値と戻り値を入れる変数は同じ型である必要があります。
1を例に取ると引数はint型で、戻り値を入れる型もint型になります。

次はminメソッドについて説明します。1 2つの値の中で小さい方の値を戻り値として返してくれるのがMath.min()です。1 minメソッドの中に引数1と引数2をカンマを挟んで入れると2つの値の内どちらの値が小さいかを判断してくれます。
結果は「10」です。

次はroundメソッドについて説明します。1 roundメソッドは指定した値を四捨五入するメソッドです。1 四捨五入したいfloatやdoubleの値を引数に指定します。
round(float a) ;の戻り値はint型の変数に入れて、
round(double a);の戻り値はlong型の変数に入れます。
結果は「3」になります。

次はrandomメソッドについて説明します。1 10.0以上1.0未満のランダムな値を戻り値で返します。
randomメソッドに引数はありません。
結果はその時の出力により毎回違います。
例えば0.6973262509409655のように出力されます。
この値を整数で受け取りたい場合には1 のように1でキャストして戻り値もintで受け取ります。
10を掛けた場合には0から9までの乱数を得ることができます。

次はsqrtメソッドについて説明します。11 指定された値の平方根を戻り値で返します。
結果は1.7888543819998317になります。
次はStringクラスについて説明します。これも標準クラスの1つです。
普段は文字列を作成するときに1と書いていますが、これを書き換えると1となります。
Stringは今までintと同じように使ってきましたが、実はクラスになります。
Stringクラスは多用するので、1などと書くのは面倒なので、1のように簡潔に書けるような仕様になっています。
Stringクラスなど標準クラスの詳細を知りたい場合はJavaTM Platform Standard Edition 6 APIというサイトで調べます。
JavaTM Platform Standard Edition 6 APIの使い方は「クラスについての雑学を知ろう」で説明します。
Stringクラスのメソッドには説明済みのlengthやisEmptyなどたくさんのメソッドがあります。1

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