この章ではC言語の基礎を説明していきます。つまり、「stdio.h」がないと puts関数、printf関数、scanf関数などは使用することができません。
「stdio.h」はヘッダーファイルと呼ばれていますが、ヘッダーファイルにはという拡張子が付いています。
「#include」はプログラムに他のファイルを入れたい時に使います。 「#include」はプログラムの先頭で使用してください。
この例では「stdio.h」と「stdlib.h」の2つのファイルを取り込んでいます。 注意点としてはは以下のように途中で改行するとエラーになりますので気を付けてください。 以下が代表的なヘッダーファイルです。エクセルをご存知の方はわかると思いますが、例えばエクセル関数にSUMと言う関数が有りますが、この関数は指定した範囲のデータに基づいて足し算を行う関数です。
例えば指定した範囲のデータがであるならば結果(戻り値)は「15」です。
このように決められた機能を実行して結果を返すのが関数の役割です。
では以下の例について説明します。 この例の関数名はmainですが、C言語で最初に実行されるのはmain関数です。
このmain関数は必ずプログラムに1つは必要です。
そして、実行内容はブロックの中に書いていきます。
ブロックは以下の図をみていただくと分かりますがからまでです。
基本的にはそのブロック内ではプログラムは上から下へ実行されていきます。 戻り値の型やvoidの説明は「関数について知ろう」で詳しく説明します。
今はmain関数の形だけを覚えておいてください。
ここで何点か注意していただきたいことがあります。
ここではputsの意味などは分からなくても結構ですので、C言語での最低限のルールを説明します。 上の赤枠の箇所にスペースがありますが、これはプログラムを読みやすくするためにあります。このスペースのことをインデントと言います。
インデントは入れなくてもいいですが、入れるとプログラムが読みやすくなります。
そして、インデントは必ず半角で開けてください。 intやmainなどプログラムの骨格に書く文字は全て半角で入力して下さい。
上の例は「int」「main」が全角になっていますのでエラーになります。
しかし、など出力する文字は全角でも半角でもエラーにはなりません。 このように関数名の途中で改行してはいけません。
またのように関数名に空白を入れるのもエラーになります。
このコメントの部分はプログラムには影響しません。
つまり、コメント部分は出力されません。
1行でコメントする場合はがコメントになります。
複数行の場合はからまでの間にコメントを書いてください。
しかし、以下のように1行のコメントのために使用してもいいです。 以下にコメントの例を載せましたので、参考にしてください。 puts関数はカッコの中の文字列を表示させる関数です。
「文字列」とはダブルクォートで囲まれたデータを指します。
関数については以下のように説明しました。
「エクセルをご存知の方はわかると思いますが、例えばエクセル関数にSUMと言う関数が有りますが、この関数は指定した範囲のデータに基づいて足し算を行う関数です。
例えば指定した範囲のデータがであるならば結果(戻り値)は「15」です。」
この例の場合にはputsにという引数を与えるとその引数を出力する機能を持ちます。
この関数に与えるデータのことを引数と言います。
puts関数の具体的な説明は次の章でします。 文の終わりには必ずを付けてください。
日本語でも文の終わりには「。」を付けますが、これと同じ意味です。 この記述はmain関数の終わりには必ず付けてください。
main関数は問題なく処理を終えた場合にを返します。
これは文字通り「処理が成功しました」と言う意味です。
もしくはの代わりに以下のように0を入れても同じ意味になります。
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