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2次元配列を知ろう

この章では2次元配列について説明します。
2次元配列はarrayを入れ子にすることで表現します。
つまり、arrayの中にarrayが入っているので、配列の中に配列が入っていることを意味します。原理的には2次元以上の配列も作れますがここでは2次元配列のみ説明します。
2次元配列とは以下のように行と列の2次元で考える配列です。1 例えば
data[0][0]は0番目の配列の0番目の要素と言う意味です。
data[0][1]は0番目の配列の1番目の要素と言う意味です。  
data[0][2]は0番目の配列の2番目の要素と言う意味です。
つまり0番目の配列には3つの要素が含まれています
例を見てみましょう。1 以下の配列は、配列の中に3つの配列が含まれています。
1ではこの2次元配列からどのように値を取り出すのかを説明します。
$data[0][0]の初めの0の部分1111に対して前から0,1,2と数えていきますので、1を指しています。
次にdata[0][0]の2つ目の[0]の部分1は0番目の要素である1の中のさらに0番目の要素を指していますので、1の結果はaになります。

図を用意しましたので参考にしてください。1 次に2次元配列の別の書き方について説明します。1 上の2次元配列を書き換えますと以下のようになります。
どちらでも書きやすい方で書いてください。1

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配列について知ろう

この章では配列について説明します。
普通の$bookのような変数は1つしかデータを入れることができませんが、配列は複数のデータを入れることができます。
複数のデータを扱う場合、普通の変数では別々の変数名でそれぞれのデータを入れなければいけません。1 これらの5つの変数は一見して関係性があるように見えますが、メモリ上では全く別の変数であり、関係性はありません。
配列を使いますと、以下の通り1つの変数$animalで複数のデータを扱うことが出来ます。
つまり、1つの変数$animalの中には複数のデータがお互い関係性を持って存在していると言えます。1 同じ目的で使用するデータは1つにまとめてしまい、1つの変数で複数のデータを管理できると便利です。
このような時に配列を使用します。
配列の作成方法は5つありますので順番に説明していきます。1 配列名の命名規則は変数名の命名規則と同じです。
右辺は配列を表すarrayにカッコを付けて、要素をカンマで区切ります。以下の例で説明しますと猫、犬などのデータ間をカンマ区切ります。
スペースの都合で2行で書いていますが1行で書いても結構です。11配列の基本構文1では以下のように配列を作成しました。
1これを配列の基本構文2で書き換えますと、次のようになります。
1添え字とは配列のデータが何番目に入っているのかを管理する番号です。
例えばコインロッカーを使う場合、必ずロッカーに番号が振ってありますが、この番号があるからこそ、どこに荷物があるのか分かるわけです。
添え字もこれと同じで配列のデータがどこに入っているのかを管理する番号です。
また、添え字は0から順番に番号が付けられていきます。
1から番号が振られるわけではありませんので注意してください。
以下の図で添え字について説明します。1 両方の配列に共通していることは配列の先頭である0には猫が入っていて、配列の前から2番目の1には犬が入っていて、配列の前から3番目の2にはライオンが入っていて、配列の前から4番目の3には象が入っていて、配列の前から5番目の4にはネズミが入っていると言うことです。
つまり、以下の図のペアは同じことを意味しています。11 基本構文1,2で作成した2つ配列は1と言う基本構文3で以下のように書くことが出来ます。1 配列の基本構文2との違いはブランケットの中に添え字を使っていないことですが、意味は同じです。
添え字が無くても、添え字の0には猫、添え字の1には犬、添え字の2にはライオン、添え字の3には象, 添え字の4にはネズミが入っています。つまり、添え字を明確に書かない場合には0から順に値が入っていきます。1 これまでの配列は添え字が数字でしたが、配列の基本構文4では添え字に文字列を使います。
文字列型の添え字はキーとも呼ばれています。
このように作られた配列を連想配列といいます。
その場合、添え字は文字列なのでダブルクォートで囲みます。1 このように添え字に文字列を使いますと単に添え字を数字にした形式と比べて、添え字と値の関係性が分かりやすくなります。
nameが大野という言い方と以下のように0番目が大野という言い方ではわかりやすさが違います。11 配列の基本構文4を配列の基本構文5で書き換えると以下のようになります。
1キーと値の間には1があり、キーと値の関係付けを行っています。
これまでは配列の作り方を説明しましたが、ここでは配列からデータを取り出す方法について説明します。1 配列$animalから配列の値である猫を取り出すには1と、書きます。
1には猫と言うデータが入っていますので、変数の箇所で説明したように、printやechoを使ってその中に入っている値を出力することが出来ます。
つまり、ブランケットの中に添え字を入力するとそれに応じた値を配列から取り出すことが出来ます。
ですので上の例の結果は以下の通りです。1 今度は連想配列からデータを取り出してみましょう。1 連想配列$humanから配列の値である大野を取り出すには1と、書きます。
つまり1には大野と言うデータが入っていますのでprintやechoを使ってその中に入っている値を取り出すことが出来ます。
つまり、ブランケットの中にキーを入力するとそれに応じた値を配列から取り出すことが出来ます。
次に配列のデータを変更する方法について説明します。
配列のデータを変更するには以下の11のように新たなデータを代入するだけです。
これで古い要素である猫、犬が上書きされて新しいデータに変わります。11 次は配列のデータをカラにする方法について説明します。
例えば配列を初期化したい場合、つまり要素を消したい場合にはカラの配列を代入します。
カラの配列は1で表現します。1 では例をみてみましょう。1 これで配列の要素はカラになります。

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ヒアドキュメントを使おう

この章ではヒアドキュメントについて説明します。
ヒアドキュメントは何列もの長い文字列を出力する時やHTMLのタグを出力するのに便利な方法です。
例題を見てみましょう。1111
区切り文字に付ける名前は自由に付けてください。
始めの区切り文字から終わりの区切り文字までがヒアドキュメントになります。
ヒアドキュメントを使わないのであれば
1と、print文を3個も書かなくてはなりません。
このようなときにヒアドキュメントで記述すると簡潔にプログラムを書けます。
ヒアドキュメントの書き方はprintやechoで直接出力するのか、もしくは一度$languageのような変数に入れてから後でprint やechoで出力するのかのどちらかの方法です。
具体的には以下のように書きます。11 ヒアドキュメントにはいくつかのルールがあります。
1で始まり、1で終わりますが、最後にセミコロンを忘れないで下さい。1 〇終わりの区切り文字の前にスペースを空けてはいけません。
必ず行頭に置いてください。1 〇また、以下のように最後の区切り文字の後ろにコメントなどの文字を入れるのもだめです。1
1から1まではダブルクォートで囲ったのと同じ働きがあります。

ですので、1のように書けばヒアドキュメンの中では変数展開をすることができます。
〇初めの区切り文字の右側にタブやスペースやコメントを入れてはいけません(エラーになります)。11 補足ですが、PHPではHTMLのタグを以下のようにprintやechoで出力できます。
しかし、正直、HTMLのタグをすべてクォートで囲むのは面倒です。11 そこで以下のようにHTML全体をヒアドキュメントに入れてしまうとダブルクォートなどで囲む必要がありませんので便利です。11

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エスケープシーケンスについて知ろう

この章ではエスケープシーケンスについて説明します。
エスケープシーケンスとは、ダブルクォートやシングルクォートなど文字列として入力することが出来ない特殊な文字を1を使って表現します。
使っているテキストエディタによって1という表記になっています。
エスケープシーケンスは以下の通りです。1 では説明をしていきます。
1と、出力させる場合に以下のように書いてもエラーが出ます。1 これはダブルクォートがPHPでは文字を囲むという特殊な意味を持っているからです。
つまり、以下のような組み合わせで解釈されてしまうのでエラーになります。1 ですので、ダブルクォートを1として使いたい場合には「”」の前に1を入れます。1 次の例をみてみましょう。1 =>結果は次のように「タブ」を挿入します。1 次の例をみてみましょう。1 $catsの前に1が付いていますが、これで変数自体の機能がなくなって、ただの文字$に戻りますので結果は1になります。
補足ですが、シングルクォート内で使うことが出来るエスケープシーケンスは1だけです。1 結果は以下の通りです。1

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変数のデータ型を知ろう

この章では変数のデータ型について説明します。
これまでの変数には文字列、数値しか入れていないですが、その他にも変数には色々なデータを入れることが出来ます。
PHPではこの変数に入れるデータを型分けすることが出来ます。
変数に代入されるデータ型には文字列型、整数型、浮動小数点型、論理型、配列型があります。
文字列型は1のようにデータをシングルクォートやダブルクォートで囲んだデータです。
変数には何も入っていない文字、つまりカラ文字も入れることが出来ます。
カラ文字は以下のようにシングルクォートやダブルクォートを連続して2つ書きます。1 整数型は99、100などの整数で、1までの数字を扱えます。
整数はシングルクォートやダブルクォートで囲む必要はありません。
整数を1のようにシングルクォートやダブルクォートで囲むこともできますが、それは整数型ではなく文字列型になります。1 浮動小数点型は3.34など小数点のある数値を扱う型です。
浮動小数点型はシングルクォートやダブルクォートで囲む必要はありません。1 論理型はTRUEかFALSEのどちらかになります。
論理型はシングルクォートや ダブルクォートで囲む必要はありません。
TRUEが真、FALSEが偽という意味ですが、詳しい説明は「if文について理解しよう。if文の基本構文1」で詳しく説明します。
配列型は1つの変数名で複数のデータを扱うことが出来るデータ型です。
配列型については「配列について知ろう」で詳しく説明します。

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ダブルクォートやシングルクォートについて

シングルクォート、ダブルクォートの使い方は説明してきましたが、この章ではもっと詳しく説明します。
ダブルクォートについては文字列を囲んだり、変数を囲んだりと、説明してきましたので、ここではシングルクォートについて説明します。
以下のようにprint文をシングルクォートで囲むとどうなるでしょうか。
1結果は1という文がそのまま出力されてしまいます。
つまり、シングルクォートの中では変数の中のデータは出力できませんので注意してください。シングルクォートの中では変数展開が出来ないと言うことです。
文字列の中に変数が含まれている場合はダブルクォートで文字列を囲みましょう。

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定数について知ろう

この章では定数について説明します。
定数とは、文字通り、変数のように値を変えることが出来ないデータを保持します。
つまり、格納された値は最後まで同じ値を保持しています。
そして、定数は変数みたいに値を上書きすることが出来ません。
例えば消費税の税率のように変えてはいけないデータを定数にしておけば、うっかり違う税率を入れてしまう間違いを無くすことが出来ます。
1111つまり、定数名の1文字目は
「アンダースコア(_)」
「aからz」「AからZ」
が使えますが、数字で始めることはできません。
では定数の例をみてみましょう。
1出力するときには1のように定数名をダブルクォートやシングルクォートで囲まないでください。
結果は「ワン」です。
次の例をみてみましょう。
1第 3引数(括弧の中にある前から3番目のデータ)にTRUE を指定すると、定数は大文字小文字を区別しないようになります。
TRUEを指定しないと大文字小文字を区別します。
上のように第3引数にTRUEを指定すると、出力するときに定数名を小文字で指定しても、大文字で指定してもどちらでも可能になります。
次の例をみてみましょう。1 1のように消費税率を定数に入れています。
その後に1の箇所で1の計算をして、その結果を$shouhizeiに代入しています。
結果は「50」です。

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変数について知ろう

この章では変数について説明します。
変数とは音楽を入れることが出来る音楽プレイヤーに似ています。
例えば音楽を聴くときには携帯電話などの入れ物に音楽を入れて持ち運びますが、この携帯電話に相当するものが変数です。
つまり、変数にデータを入れるとデータを運ぶことが出来ます。
では例で詳しく説明します。
1変数とはデータを入れることが出来る入れ物と言いましたが1が変数です。
1変数には名前を付けなくてはいけないのですが、bookが変数名です。
「$とbookが付いた形式」で初めて変数になります。
例では$bookと言う変数に1と言うデータを入れています。

次に変数へのデータの入れ方について説明します。
「$book=”洋書”;」に=と言う記号がありますが、これを代入演算子と言います。
数学のイコールとは関係ありません。
代入演算子は右辺のデータを左辺に入れる役割があります。
例で説明しますと$bookという変数に1というデータを入れるという意味です。
このデータを入れる行為を代入と言います。
文字列を変数の中に入れるにはダブルクォートもしくはシングルクォートで文字列を囲まなくてはいけません。
注意してほしいことはデータが入っている変数に他のデータを代入してしまうと後から代入したデータで上書きされますので注意してください。
例えばこの例では1の後に1と書いていますが、11で上書きされます。
変数に入っているデータを出力する方法についてはこの章の後半で説明します。

次は変数名を付け方について説明します。
この例では変数名にbookと付けましたが、名前を付ければ何でもいいという訳ではなく、一定のルールがあります。
1つ目は$の次の1文字目は数字で始めることはできません。
例えば$3bookという名前は付けることはできません。
2つ目は$の次の1文字目は11で始めます。
例えば$bookはbから始まっているので、有効です。
3つ目は$の次の次からは、111を使うことが出来ます。
4つ目は同じ文字でも大文字と小文字は全く別の変数になります。
つまり、$bookと$BOOKは全く違う変数になります。
5つ目は予約語を使うことができないことです。
予約語とはすでにPHPの機能で定義されている単語のことです。
次の予約語一覧を参考にしていただきたいのですが、今すぐすべてを覚える必要はありません。
変数名は入れるデータに関連した名前にしましょう。
例えば動物に関連している変数であれば$animalと名前を付けましょう。

1
次に変数のデータを出力する方法について説明します。
1この例ではprint文の中に変数を入れていますが、print文で変数を出力したい時にはダブルクォートの中に変数と文字列を一緒に入れます。
そして、変数だけを1で囲みます。
printで出力するときには1と言う文字列がそのまま出力されるのではありません。
ダブルクォートの中にある変数はその変数の中に入っているデータに置き換わります。
このことを1と呼びます。
つまり、最初のprint文の$bookには洋書というデータが入っているので1を出力します。
2つ目の$bookには和書というデータを入れていますが、これで洋書と言うデータは上書きされて和書に置き替わるので、結果は1になります。
ここでのポイントは変数に入れることが出来るデータは1つだけという事です。
この例では同じ変数である$bookにそれぞれ違うデータを入れていますが、前のデータは後から入れたデータで上書きされます。1 先ほどはprint文の中で変数を1で囲みましたが、別の書き方でも書く事が出来ます。
それは「{ }」の代わりに文字列演算子の1で文字列と変数を結合する方法です。
具体的には以下のように書きます。1111をそれぞれ1で連結しています。

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文字列を改行をしよう

この章では改行について説明します。
画面上に出力される文字列を改行するにはただ単に以下のように行を変えるだけではできません。
1画面上に出力される文字列を改行させるには1を使用します。
例えば以下のようにダブルクォートの中に1を入れます。
HTMLであるならば1XHTMLであるならば1と記述するのが正しい文法です。1 結果は以下の通りです。1

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プログラムにコメントを書き込もう

この章ではコメントの書き方について説明します。
コメントとは例えば長いプログラムを書いていると「ここの箇所はどのような意図で書いたかな?」と分からなくなる時がありますので、そのような時にメモを書いておくと便利です。
コメントは画面上には表示されません。
コメントの書き方にはルールがありまして、コメントが複数行になる場合と1行の場合では書き方が違います。11 では例をみてみましょう。
このようにメモなどを書いていきます。1