この章では条件分岐について説明します。
条件分岐を日常の場面で説明します。
例えば、生活の場面で、もし、お金が10000円あったらフランス料理にして、20000円あったら中華料理にすると判断していますが、プログラムでもこのような表現ができるのです。
このように条件によって表現を変えることを条件分岐と言います。 条件式は条件を満たしていればtrueを返し、条件を満たしていないならばfalseを返します。
そして、trueの時にif文が実行されます(true,falseについては後ほど説明します)。
条件式には次の表のような関係演算子を使ってとかなどをのような記号を使って表現します。 では例をみてみましょう。 aは12で3より大きいので、条件を満たしているのでtrueになります。
このように条件を満たしていることをtrueと言います。
条件を満たしているのでif文は実行されます。
もっと正確に言うと、条件式は条件を満たしていればtrueになり、if文が実行され、条件を満たしていないならばfalseになり、if文は実行されません。
print でを出力するとtrueが出力されます。
print でを出力するとfalseが出力されます。
結果は以下の通りです。
次はfalseの例を紹介します。 結果は何も表示されません。
なぜかと言いますとの部分が条件を満たしていないからです。
つまり条件式がfalseになり、ifの中は実行されません。
では例をみてみましょう。 この例は関係演算子を使っていませんが、条件式に変数を入れています。
変数を入れた時のtrueとfalseの条件に付いて説明します。
trueとはfalseとnil以外のすべてです。この例では12というデータが入っているので条件式はtrueです。
0 やカラの文字列も全てtrueです。
例えカラ文字の変数でも何かしらのデータが入っていれば条件式はtrueになると覚えてください。
以下の例は条件式にfalseやnilが入っているので条件式はfalseです。
これらのfalseやnilや trueは疑似変数と呼ばれています。 次の例はカラ文字を変数に入れていますが、条件式はtrueです。
カラ文字とは以下の例をみていただくと分かりますが、の部分です。 次はif文で文字列の比較を行う方法について説明します。
では例をみてみましょう。 文字列の比較は数値と同じ関係演算子を使います。
Perl言語などは文字列専用の関係演算子を使っていますが、Rubyは数値も文字列も同じ関係演算子を使います。
文字列同士の比較の場合は以下のような規則があります。
〇アルファベットの比較では大文字の方が小文字より大きい。
〇 aが一番小さくzが一番大きい
〇日本語の比較は「あ」が一番小さく、「ん」が一番大きい。
結果は以下の通りです。
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