この章ではオブジェクトリテラルについて説明します。
オブジェクトリテラルは配列と似たところがありまして、データをまとめて管理することが出来ます。
配列はデータに順序がありましたが(添え字が0から始まっていました), オブジェクトリテラルは順番は決まっていません。
オブジェクトの要素はプロパティと呼ばれています。
プロパティとはオブジェクトが持つ情報のことです。
例えば「cats」というプロパティに猫というデータを入れると
catsプロパティは猫というデータを持っていることになります。
オブジェクトの作成方法は2種類あります。
まず初めに基本構文1の例から見てみましょう。 初めにと言う形式でオブジェクトを作成します。
この例ではの箇所です。
その後は以下の形式でプロパティにデータを入れます。 この例ではとデータを入れています。
もしくは以下の形式でプロパティにデータを入れます。
オブジェクト名とプロパティの間にはが必要です。 この例ではとデータを入れています。
データを出力したい時はdocument.writeなどの引数に
「オブジェクト名[プロパティ]」
もしくは
「オブジェクト名.プロパティ」
という形式で指定します。
例えばのように記述しますと「ウサギ」が出力されます。
次は基本構文2の例を見てみましょう。 この例では以下の箇所です。 データを追加する場合には基本構文1と同じです。
データを出力する方法も基本構文1と同じです。
次はプロパティの値に関数を設置した例について説明します。 以下のようにプロパティの値に関数を入れることが出来ます。 そして、関数の中身を出力するには という形式で書きます。
この例ではを出力するとを出力します。
例えばと書きますとrabbitプロパティが削除されます。
削除されたものを出力しようとすればundefinedが出力されます。
次はnewを使ったオブジェクトの作成方法について説明します。
はと書いても同じです。
では「new Object();」を使ってオブジェクトを作ります。 を作成してから、データを入れていきます。
データの入れ方はこれまでの方法と同じです。