この章ではfor文について説明します。
for文は何度も繰り返す処理を必要とする時に使います。
例えばリストの要素をすべて出力したい時に使います。
では例をみてみましょう。 基本構文は次の通りです。 以下の図の順番でリストなどの要素が順番に取り出されていきます。
またfor文の中に複数の文を書く場合には位置を揃えてください。 この例ではリストの中の要素をすべて出力しています。
順番に解説します。 結果は次の通りです。 次の例ではタプルの要素をfor文で出力します。
タプルの要素をfor文で出力していますが、流れはリストの時と同じです。
結果は次の通りです。
次の例では文字列の要素をfor文で出力します。 文字列の場合は1文字1文字が順番にaに代入されて、print文で出力されます。
結果は以下の通りです。
次の例ではfor文の中でrange関数を使用して要素を出力します。 range関数でリストを作ることができることは説明済みですが、for文の中でrange関数を使用してその要素を取り出すことが出来ます。
と同じ意味ですので、結果は以下の通りです。
次の例ではディクショナリの要素を出力します。 〇 keys関数でディクショナリのキーだけを順番に変数keyに入れます。
keys関数は説明済みなので、もう一度見直しておいてください。
〇 print文でキーと値をそれぞれ出力します。
と記述することで、ディクショナリの値を取得することが出来ます。
結果は以下の通りです。
次の例もディクショナリの要素を出力していますが、前の例と同じでキーと値を出力しています。 ディクショナリのキーと値を両方取得したい場合は itemsメソッドを使うことは説明しました。
これまではfor文の中でデータを入れる変数は1つだけでしたが、ここではカンマを挟んで変数をaとbの2つを記述しています。
aにはキーが、bには値が入ります。 結果は以下の通りです。