この章では文字列を他の文字列に変換したり、大文字を小文字に変換したりするメソッドなどについて説明します。
初めに一部の文字列を他の文字列に変換する方法について説明します。
では例をみてみましょう。 一部分の文字列を他の文字列に変換するにはreplaceメソッドを使用します。 そして、最後にと出力していますが、結果は文字を入れ替えたのにも関わらずとなっています。
なぜここでを出力させているかといいますと、前の過程で文字列の一部をreplaceで変更しましたが、これは元の文字列まで変更させているわけではないことを確認して欲しかったからです。
結果は以下の通りです。 下の例はreplaceで変更したものをstr2に入れて出力していますが、先ほどの例と結果は同じです。
変更したものを他で使いたい場合には変数に入れてください。
次は文字列を大文字にしたり、小文字にしたりする方法について説明します。
文字列を大文字にするにはupperメソッド,文字列を小文字にするにはlowerメソッドを使います。
では例をみてみましょう。 基本構文は以下の通りです。 これもreplaceと同じく、元の文字列まで変更させているわけではありません。
結果は以下の通りです。
次の例は変更したものをstr3とstr4に入れて出力していますが、先ほどの例と結果は同じです。
変更したものを他で使いたい場合には変数に入れてください。
次はsplitメソッドについて説明します。
では例をみてみましょう。 splitメソッドは文字列を指定した区切り文字で区切って、その結果をリストとして返してくれます。
この例では文字列の中ので区切っています。
splitメソッドもreplaceと同じく、元の文字列まで変更させているわけではありません。
結果は以下の通りですが、区切った結果がリストになっているのが分かります。
次は文字列の検索方法について説明します。
初めに文字列の先頭が指定した文字であるかを調べます。
では例をみてみましょう。
startswithは文字列の先頭が「指定した文字列」であればtrue、そうでないならばfalseを返します。 結果は次の通りです。 startswithメソッドは以下のようなif文などで使われます。
次は文字列中に指定の文字が含まれているかを調べる方法について説明します。
では例をみてみましょう。
文字列中に指定した文字列が含まれているかどうかを調べます。
含まれていればtrueを、含まれていなければfalseを返します。
結果は以下の通りです。 「in」もstartswithと同じくif文などで使います。 結果は次の通りです。