この章ではキーボードから入力された値を受け取る方法について学習します。
では例をみてみましょう。 この例はキーボードから整数を入力するプログラムです。
初めに以下のようにをインポートします。
次にScannerクラスの引数にを記述します。
と書くとキーボードから値を読み込みます。
ここで、画面が入力待ち状態になるので、何らかの値を入力します。
int型の値を読み込むのであればのようにという構文で記述します。
入力したあとにリターンキーを押すと入力が完了します。
の場合はint型の値以外の値を入力するとエラーになりますので気を付けてください。
この例では2回読み込んでいるので、2回入力を行っています。 入力したもの同士を足しているので、結果は以下のようになります。 int型以外の型の値を入力したい場合は次のように記述します。 もう一つ、ユーザーに入力させる方法があります。
この星座を判定するプログラムは学習済みですので、全文は載せませんが見直しておいてください。 ユーザーに入力してもらうには以下のような形式でBufferedReaderクラスを使います。
BufferedReaderクラスは1行ずつテキストを読み込みます。
スペースの都合で2行で書いていますが、通常は1行で書きます。 BufferedReaderの引数にはInputStreamReaderクラスを指定します。
InputStreamReaderクラスも文字テキストを読み込むクラスです。
InputStreamReaderクラスの引数にを指定しているので、キーボードから文字列を読み込みます。
BufferedReaderクラスもテキストを読み込むクラスですがBufferedReaderクラスを使う時にはInputStreamReaderクラスも一緒に使います。
理由はJavaTM Platform, Standard Edition 6で調べると分かりますが、読み込む効率が良くなるのでスピードが速くなります。 BufferedReaderクラスを使用するためには冒頭でと入力します。
次の箇所でBufferedReaderクラスのメソッドを使って読み込んだものをweに代入しています。 次の箇所は読み込んだものが文字列なので、これをint型の整数値に変換しています。 JavaTM Platform, Standard Edition 6でBufferedReaderクラスを検索すると次のようにBufferedReaderクラスで使えるメソッド一覧を確認できます。
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