この章ではインライン関数について説明します。
では例をみてみましょう。 インライン関数は関数を呼び出す時間を短縮するために使います。
関数のあるプログラムは関数のないプログラムに比べて実行速度が遅くなります。
関数を呼ぶという行為はその関数のある場所に移動しなくてはいけないので時間がかかるわけです。
短いプログラムであれば気にする必要はありませんが、大きくて複雑なプログラムになると多くの関数を使うので、実行速度が遅くなってしまいます。
そこでインライン関数を使うことで実行速度を速くすることができます。
例のように短く小さい関数は関数の前に「inline」と記述することにより、そのインライン関数の中身が関数の呼び出し元に埋め込まれることになるので関数を呼ぶ時間はほとんどかかりません。 インライン関数で気を付けることはインライン関数にする関数はその中の実行する内容を短くしてください。
インラインにする関数が長い実行内容ですとインライン関数としてみなされない可能性があります。
次の補足について説明します。
今までは計算結果などを変数に入れてreturnで返していましたが、以下のように計算式をreturnの値に設定しても問題ありません。
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