この章ではC#の基本について説明します。
C#のプログラムはクラス(class)の中ですべて実行されます。
クラスの基本構文は以下の通りです。 では例をみてみましょう。 この例の実行文は以下の箇所です。 Mainはメソッドと言われていますがの詳しい説明は「メソッドについて知ろう」で詳しく説明しますので、今はMainメソッドの中に実行文を書いて、その実行文が初めに実行されると言うことを覚えておくだけで十分です。 現時点で名前空間について説明しても難しい面がありますので、詳しくは「名前空間について知ろう」で説明します。
ここでは軽く説明します。
C#で機能が定義されているクラスライブラリ(クラスが保管されているファイル)には多くのクラスがあります。
さらには自身で作ったクラスもあります。
そして、自身のクラスやクラスライブラリにはメソッドが多数ありますが、その中にはクラス名が同じで、さらに同じ名前のメソッドがあるわけです。
その名前の衝突を防ぐために名前空間が存在します。
その時に「Aという名前空間を持つZを実行」と宣言すれば「Bという名前空間を持つZを実行」と間違わなくて済むわけです。
今のところは難しいと思うので、形だけを覚えて、後は軽く流していただいて結構です。 このコメントはプログラムの出力には影響しません。
つまり、コメントは出力されません。
プログラムをどのような意図で書いたのかを忘れないためにコメントを書いておくと便利です。
またはプログラムの一部をコメントにして、動作させないことにもコメント機能は使われます。もちろん、コメントには何を書いても自由です。
コメントの書き方は2つありますので以下のaとbで説明します。 Console.WriteLine()は文字列を出力する機能を持っています。
Console.WriteLine()は「Systemと言う名前空間を持つConsoleと言うクラスのWriteLineメソッド」と言う意味です。
ここでメソッドについて説明します(名前空間やクラスについてはまだ説明しません)。
C#のメソッドの仕組みはエクセルの関数の仕組みと意味は同じです。
エクセルをご存知の方はわかると思いますが、例えばエクセル関数にSUMと言う関数が有りますが、この関数は指定した範囲のデータに基づいて足し算を行う関数です。
例えば指定した範囲のデータが「3,5,7」であるならば結果は15です。
SUMには初めから指定した範囲の足し算を行うという仕組みが備わっています。
エクセルの内部機構でSUMの機能は指定した範囲の足し算を行うと言うプログラムがされていると言うことです。
これがメソッドの意味です。
C#には初めから機能が定義されているメソッドが多数あります。
本来はのようにSystemが付いているのですが、プログラムの先頭につまり、という形式で記述するならばこの名前空間であるSystemは省略できることになっています。
この時点では名前空間のことは分からなくていいのでは文字列を出力すると覚えておいてください。
は「近藤」を出力しますが、文字列を出力する場合はダブルクォートで囲んでください。
ダブルクォートで囲まれた文字を文字列と言います。
そして、文の終わりは必ず「;」を付けてください。
日本語文の最後に付ける「。」と同じです。 「visual studio」で出力をするにはプログラムを書き終わった後に「Ctrlキー」を押しながら「F5キー」を押してください。
その結果、以下のように出力されますが、ダブルクォート自体は出力されません。 上の赤枠の箇所に空白がありますが、これはブロックの対応関係を解りやすくするためです。
これをインデントと言います。
例えば以下のようにインデントを入れないと大変見難くなります。
インデントを入れなくてもエラーにはなりません。
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