関数テンプレートとは同じ関数名で型だけ違う関数を「1つの関数」として扱うことが出来る仕組みです。
初めにテンプレート関数を使わない例を見てみましょう。 この例では2つのdisplay関数がありますが、引数の型が違えば同じ名前の関数を設定することが出来ます。 そして、関数を呼び出すときには引数の型と数に合った関数が呼び出されます。
例えば実引数が2つあり、両方ともint型の場合には仮引数もint型の引数が2つある関数が呼び出されます。 では先ほどの例を関数テンプレートを使って1つのdisplay関数に書き換える方法について次の例で説明します。 では関数テンプレートの作成方法について説明します。
初めにという形式で宣言します。 「タイプ」は関数が受け取るデータの型を意味します。
例えば「R」などと書きますと、ここが型名に置き換わります。
次に関数の定義を書きます。
戻り値と引数の型名には先ほど「タイプ」の箇所に書いた名前「R」を書いてください。 これで本来、2つ関数の定義を書かなくてはいけないところをテンプレート関数を使って1つに書き換えることができました。
カテゴリー