プログラミング入門

C++の基礎を知ろう1

この章ではC++の基礎について説明していきます。 このプログラムを実行しますと「Hello」と出力されますが、出力させるためにはという記述が必要です。
はデータを出力させる機能を持っています。
「std::cout」を機能させるためにはその機能を定義したファイルが必要ですので、そのファイルが「iostream」というファイルです。
これをヘッダーファイルと言います。このファイルを取り込む方法ですが、それにはファイル名の前にという記述が必要になります。
は今書いているプログラムに他のファイルを入れたい時に使います。
またヘッダーファイルを取り込む記述はプログラムの先頭で行ってください。
ではプログラムの骨格について説明します。
プログラムを書く際にはから作成します。
このmain関数がプログラムの中で初めに実行されます。 関数とは入力したデータ(引数)に基づいて「決められた処理」を行い、「戻り値」という結果を返す機能を持っています。
「戻り値」を返すにはreturnを使用します。
エクセルをご存知の方はわかると思いますが、例えばエクセル関数にSUMと言う関数が有りますが、この関数は指定した範囲のデータに基づいて足し算を行う関数です。指定した範囲のデータ(引数)が3,5,7であるならば戻り値は15です。
このように決められた機能を実行して結果を返すのが関数の役割です。
ではmain関数について説明します。 この例の関数名はmainですが、プログラムの中で最初に実行されるのはmain関数です。
このmain関数は必ず書く必要があります。
戻り値の型であるintや引数であるvoidについては「関数について知ろう」で詳しく説明しますので,今はmain関数からプログラムが実行されるとだけ覚えておいてください。
そして、実行内容はブロックの中に書いていきますが、そのブロック内ではプログラムは上から下へ実行されていきます。 上の赤枠の箇所にスペースがありますが、これはプログラムを読みやすくするためにあります。
このスペースのことをインデントと言います。
インデントは入れなくてもエラーにはなりませんが、入れると読みやすくなります。
またインデントは必ず半角で開けてください。 intやmainなどプログラムの骨格に書く文字やカッコなどは全て半角で入力して下さい。
この例の場合にintの箇所が大文字になっていますのでエラーが出ます。 プログラムの中にコメントを残すことも出来ます。
コメントはプログラムの意味などメモを書き残すために書きます。
このコメントの部分はプログラムには影響しません(つまり、コメント部分は出力されません)。
1行でコメントする場合はがコメントになります。
複数行の場合はの間にコメントを書いてください。