この章では標準クラスについて説明します。
先ほどはクラスの作成方法を説明しましたが、JavaにはMathクラスのように初めから機能が準備されているクラスが複数あります。
これを標準クラスと言います。
例えばMathクラスには平方根を計算するメソッドや四捨五入するメソッドなどがあります。
Mathクラスのメソッドから説明をします。
maxメソッドの例をみてみましょう。
2つの値の中で大きいほうを出力してくれるのがMath.max()です。
maxメソッドを実行した結果を戻り値と言いますが、この例ではmax1変数でこの戻り値を受け取っています。
そして、比較する2つの値と戻り値を入れる変数は同じ型である必要があります。
次はminメソッドについて説明します。
結果は「10」です。
次はroundメソッドについて説明します。
round(float a) ;の戻り値はint型の変数に入れて、
round(double a);の戻り値はlong型の変数に入れます。
結果は「3」になります。
次はrandomメソッドについて説明します。
randomメソッドに引数はありません。
結果はその時の出力により毎回違います。
例えば0.6973262509409655のように出力されます。
この値を整数で受け取りたい場合には
10を掛けた場合には0から9までの乱数を得ることができます。
次はsqrtメソッドについて説明します。
結果は1.7888543819998317になります。
次はStringクラスについて説明します。これも標準クラスの1つです。
普段は文字列を作成するときに
Stringは今までintと同じように使ってきましたが、実はクラスになります。
Stringクラスは多用するので、
Stringクラスなど標準クラスの詳細を知りたい場合はJavaTM Platform Standard Edition 6 APIというサイトで調べます。
JavaTM Platform Standard Edition 6 APIの使い方は「クラスについての雑学を知ろう」で説明します。
Stringクラスのメソッドには説明済みのlengthやisEmptyなどたくさんのメソッドがあります。