この章では論理演算子について説明します。
「if文について理解しよう。if文の基本構文1」の箇所で比較演算子について説明しましたが、if文でもっと複雑な条件式を設定したい場合に論理演算子を使用します。
では次は論理演算子の例を見てみましょう。 論理演算子は条件式をもっと詳しく表現したい時に使用します。
例えば「3より大きく かつ 10より小さい」と言うような複雑な条件式にしたい時に使用します。
例ではの中でを使用していますが、次のような意味があります
「aは0よりも大きいかつaは100よりも小さい 」と条件式を設定しています。
この2つの条件をつないでいる「かつ(そして)」の部分が論理演算子です。
この例のはを挟んだ両辺ともTRUEでなければifの条件式はTRUEにはなりません。 「&&」は「&&」の左右の値が2つともTRUEの場合に条件式がTRUEになります。
「||」は「||」の左右の値のどちらか一方がTRUEの場合に条件式がTRUEになります。
「||」の使用例をみてみましょう。 この例は年齢が20歳以上もしくは身長が170センチ以上であるならばTRUEです。
つまり「||」を挟んだ両辺のどちらかがTRUEであるならばTRUEですが、この例ではの部分がTRUEですので、が出力されます。
次は「!」の使用例をみてみましょう。 この例は年齢が80歳以上ではない場合はTRUEになります。
この例の条件式は「20は80より大きい」の否定なのでTRUEです。
比較演算子と一緒に「!」を使用する場合には例のように比較演算子をカッコでくくって、その前に「!」を置きます。
次は論理演算子の優先度について説明します。
上の例では論理演算子は1つでしたが、論理演算子が複数使われている場合はどこが先に実行されるのかが重要になります。 では例をみてみましょう。 また、以下のようにカッコを付けることで優先順位を変えることが出来ます。