この章ではディクショナリについて説明します。
ディクショナリとはリストと似ていて、複数のデータをまとめて入れることができます。
リストとの違いはリストはデータの管理を添え字で行いますが、ディクショナリは文字列であるキーで行います。
つまり、次の構文をみていただくと分かりますが、ディクショナリはキーと関連づけて値を設定します。
ディクショナリの基本構文は次の通りです。 では例をみてみましょう。 添え字の代わりにキーを使用します。
要素全体を{ }で囲んで、その中にキーと値の間を「:」で区切って書いていきます。
キーとはの部分のことを言います。
値とはの部分のことを言います。
ディクショナリとはキーと値がセットになって結びついているリストみたいなものですが、リストのように要素間に順番はありません。
リストの場合は添え字により、0から順番が付いています。
このディクショナリを使うと、ただ単に添え字でデータを管理しているのとは違って、紺野さんは34歳をのように関連付けて書けるので解りやすく管理できます。
ディクショナリの値を取得したい場合は以下の形式で書きます。 ですので、この例のは34 を出力します。
では次の例をみてみましょう。 ディクショナリの中にある値を変更したい場合(上書き)は以下の構文で書きます。 この構文で元々あるキーに新たな値を設定します。この例では紺野の34という値は上書きされて、45になります。
結果は45です。
次の例をみてみましょう。 上書きするのではなく、ディクショナリに新たなキーと値を入れたい場合は以下の構文を使います。 この例ではというキーを 新たに作成して、21という値を代入しています。
結果は21です。
次にディクショナリに他のディクショナリを入れる方法について説明します。
では例をみてみましょう。 元のディクショナリに他のディクショナリを入れたい場合は以下の構文(update)を使います。 この例では元のディクショナリがname、追加のディクショナリがname2です。
元のディクショナリのキーと同じキーが追加するディクショナリの中にある場合は上書きされます。
結果は次の通りです。
次はディクショナリの要素の数を取得する方法について説明します。
では例をみてみましょう。 ディクショナリの要素の数を取得するには以下の構文(len)を使います。 結果は3です。
カテゴリー