この章では他のファイルを取り込む方法について説明します。
よく使う関数を他のファイルに分離して、その関数を使う時にだけそのファイルを現在のプログラムに取り込むという手法を使う時があります。
ファイルを取り込む関数を4つ紹介します。
〇 include
=>ファイルの取り込みに失敗したときには警告が出力されますが、処理は継続されます。
同じファイルを色々な箇所で何回も取り込もうとする時にその都度ファイルを読み込みます。
〇 include_once
=>ファイルの取り込みに失敗したときには警告が出力されますが、処理は継続されます。
同じファイルを何回も取り込もうとするときに1回のみファイルを読み込みます。
〇 require
=>ファイルの取り込みに失敗したときにはエラーが出力され、処理は停止します。
同じファイルを色々な箇所で何回も取り込もうとしても、その都度ファイルを読み込みます。
〇 require_once
=>ファイルの取り込みに失敗したときにはエラーが出力され、処理は停止します。
同じファイルを何回も取り込もうとするときに1回のみファイルを読み込みます。
requireとincludeの違いはファイルの取り込みに失敗したときに処理を停止したければrequire、続行したければincludeを選択します。
通常、取り込もうとするファイルがないとプログラムが動作しない可能性がありますので、どれを指定していいか迷う場合にはrequire_onceを使ってください。
では例を見てみましょう。
次の例は「ファイル操作について知ろう」のLesson39.phpと同じブログラムですが(一部省略しています)、この中のhtmlspecial関数をLesson43.phpに移します。 以下の例はLesson43.phpですが、 関数だけのファイルです。 そして、Lesson39.phpの中でLesson43.phpをrequire_onceなどで取り込みます。このようによく使うファイルは別のファイルに保存しておくと改めてゼロから作成する手間を省けます。
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