この章では定数について説明します。
定数は基本的には変数と同じですが、一度データを入れると変数みたいに再度データを入れ直すことは出来ません(つまり上書きできません)。
ですので、プログラムの最後までデータが変わらないのであれば定数を使います。
例えば消費税額などほとんど変わらないデータは定数に入れます。
またRubyの定数はメソッド内での定義はできません(メソッドは後ほど説明します)。 先頭文字を大文字で書くと定数と認識されますが、基本的には定数名のすべてを大文字で記述してください。
また変数と同じで予約語は使用できません。
定数に入れるデータはオブジェクトと言いますが、今のところ、オブジェクトは文字や数値などと同じであると覚えておいてください。
では例をみてみましょう。 この例ではMANSIONという定数に12というデータを入れています。
出力する時には変数と同じでprint文を使います。
ここで以下のようにのようにデータを上書きしようとするとどうなるでしょうか。 結果は以下のようなエラーになります。 自身で作る定数の他に、Rubyではあらかじめ定義されている定数があるのですが、これを組み込み定数と言います。
次の組み込み定数の幾つかはこの章以降に説明します。