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インクリメント演算子とデクリメント演算子

この章ではインクリメント演算子とデクリメント演算子について説明します。
インクリメント演算子を加算子、デクリメント演算子を減算子とも言います。
インクリメント演算子とは変数の値に1を加算すると言う意味で1または1のように記述します。
x++ を後置インクリメント演算子と言います。
++xを前置インクリメント演算子と言います。
デクリメント演算子とは変数の値を1だけ減算すると言う意味で1または1のように記述します。
x- -を後置デクリメント演算子と言います。
– -xを前置デクリメント演算子と言います。1 では例をみてみましょう。11 number = number + 1;は右辺であるnumber + 1の結果である3を計算してから左辺のnumberに代入しています。
++number2;は2に1を足しているので3になります。
number3++;も2に1を足しているので3になります。
– -number4は2から1を引いているので1になります。
number5- – も2から1を引いているので1になります。
このように単独で前置デクリメント演算子や後置インクリメント演算子を使う時には結果は同じになります。
しかし、式の中で使用すると結果が違ってきますので、以下の例を見てみましょう。11 num=++number+1;はnumberの値がインクリメントで1加算されてから、さらに1を足してnumに代入されますので1の結果は4になります。
この時にはnumberはインクリメントで3になっているので1の結果は3になります。
num2=number3++ +1;は1を先に計算してnum2に結果を代入してから、number3に1を足しますので1は3になります。
つまり、最初の計算では「++」は無視されます。
num2に結果を代入してからnumber3に1が加算されますので1は3になります。
前置デクリメント演算子と後置デクリメント演算子も原理は同じなので説明は省きます。