この章ではDateオブジェクトについて説明します。
Dateオブジェクトは、日付や時間などを扱うためのオブジェクトです(以下の表はクリックすると大きくなります)。
Dateオブジェクトはオブジェクトを生成する時にはコンストラクタを使う必要があります。
コンストラクタについては説明済みですが、オブジェクトを作成する際に値を初期化する機能のことです。
以下にオブジェクトを作成する際の例を示します。
この例の意味は1970年1月1日0時0分0秒から12664939ミリ秒経過したと言う意味です。
この形式の場合、月は0から11で指定します。
では例を見てみましょう。
では内容を詳しく見てみましょう。
つまり返される値は
日曜日の0から始まって土曜日が6と言う範囲です。
ですので、このまま返されても、数字が返されるだけなので何曜日か解りません。
そこで下のように配列を作ります。
返される値は日曜日が0から始まって土曜日が6でしたね。
後は以下のように出力すると今現在の日付や時間が表示されます。
日本との時差は9時間です。
世界協定時の場合はUTCという文字が入っているメソッドを使います。
結果は以下の通りです。
では例をみてみましょう。
差は9時間なので-540分を返します。
結果は上から以下の通り出力されます。
次はUTC メソッドとparseメソッドについて説明します。
では例をみてみましょう。
結果は上から以下の通り出力します。
次の例ではsetメソッドでデータをセットしています。
=>西暦を設定します。
a.setMonth(3);
=>月を設定します。
a.setDate(21);
=>日を設定します。
a.setHours(20);
=>時を設定します。
a.setMinutes(22);
=>分を設定します。
a.setSeconds(2);
=>秒を設定します。
a.setMilliseconds(345);
=>ミリ秒を設定します。
=>Wed, 21 Apr 1999 11:22:02 GMT
=> 1999/4/21 20:22:02
=> 1999/4/21
=>20:22:02
=>Wed Apr 21 1999 20:22:02 GMT+0900 (東京 (標準時))
では次の例を見てみましょう。
=>何も日付をセットしていない状態でtoUTCStringメソッドを出力しています。
結果は
次は世界協定時の日時をセットするメソッドについて説明します。以下が主要なメソッドです。
引数には上の表にある数値の範囲で設定します。
次はsetTimeメソッドについて説明します。
では例をみてみましょう。
このセットしたミリ秒を出力するにはtoStringメソッドを使います。
結果は以下の通りです。
次はvalueOfメソッドについて説明します。
結果は以下の通りです。
次は日付や時間のデータを操作する方法について説明します。
例えば2時間進める、4年戻すなどの操作を行います。
では例をみてみましょう。
このように加算減算して日付や時間のデータを操作することが出来ます。