この章では数値に関する関数について説明します。
round関数は第1引数で指定された値を第2引数で指定された桁数で丸めます(ほとんど四捨五入と同じですが、少しの誤差があります)。
丸める桁数を省略した場合は小数点以下を丸めます。
では例をみてみましょう。 「丸める桁数」は
「2」が小数点第2位を四捨五入
「1」が小数点第1位を四捨五入
「-2」が10の位を四捨五入
「-1」が1の位を四捨五入
です。
結果は以下の通りです。 ceil関数は指定された値を切り上げる関数です(小数点以下を切り上げて整数を取り出します)。元の数字よりも大きい数を戻り値として返します。
では例をみてみましょう。 結果は以下の通りです。
124と-123
floor関数は指定された値を小数点以下で切り捨てる関数 (端数を切り捨てる)です。
元の数字よりも小さい数を返り値として返します。
では例をみてみましょう。 結果は以下の通りです。
123と-124
number_format関数は数字を1000の位ごとにカンマで区切った文字列を戻り値として返します。
小数点以下は四捨五入されます。
小数点以下の桁数、小数点を表す区切り文字、1000の位毎の区切り文字は省略できます。
では例をみてみましょう。 $hは数値が丸められていますが、 小数点以下の桁数を指定していないため、小数点以下は表示されません。
結果はです。
次の例をみてみましょう。 2つ目の引数で小数点以下第何位まで表示するかを設定します。
この例の場合は2を指定しているので小数点第2位を四捨五入します。
結果はです
次の例をみてみましょう。 小数点を表す区切り文字に1000の位毎の区切り文字にを指定しています。
つまり、「12,345.24」のの部分がに、の部分がに変更されます。
のように引数が3つだけの指定はできませんので注意してください。
結果は以下の通りです。 mt_rand関数は乱数を生成します。
では例をみてみましょう。 結果は
1974746906
1494960676
など、毎回違う数字が表示されます。
返される値の最小値、返される値の最大値を指定しない場合には0以上の適当な値を返します。
次の例をみてみましょう。 1から800までの数字がロードするごとに変わります。
指定の範囲内で値を取得したい場合は最小値と最大値を指定します。
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