この章ではC言語にはない新しい機能である参照について学習します。
参照の機能はポインタの機能と似ています。
初めにポインタの復習から始めます。
ではポインタの例をみてみましょう。
今度は参照を使って、上のポインタの例と同じ結果を出してみます。
つまり、ポインタと同じことが出来ると思っていいです。
参照を作成するには宣言の時に「&」を付けます。
つまり、以下のように参照を宣言した後に改めて変数を代入することはできません。
これが参照の機能です。
結果は以下の通りです。
次は関数の引数に参照を使ってみましょう。
incre(n);の箇所でnをincre関数に渡しています。
incre関数では参照型aで値を受け取って、その値に1を足しています。
その後、
参照aに1を足したことで、nにも1が足されます。
つまり、aとnは同じアドレスと言うことです。
例えば4を入力すると5が出力されます。
「std::cin >> n;」で入力した値が
つまり、引数aにconstを付けると
constを付けることにより、引数の中身を書き換えないことを明確にできるメリットがあります。
ですので、この例はエラーです。
constは仮引数が参照ではなくても、使うことができます。