プログラミング入門

Pythonの基礎を知ろう2

この章ではPythonのプログラムの中で使うデータ型について説明します。
プログラムでは「12」などの整数や「12.3」などの小数点のある実数、などの文字列などを使用しますが、それらは型として分類されていますので具体的に説明します。
では数値型から説明します。
数値型は以下のような型に分類できます。 整数型は10進数、8進数、16進数などで表せますが10進数は1、2などの我々が普段使っている数字です。
8進数は先頭に「0」を付けて028などと書きます。
16進数は先頭に「0x」を付けて0x41などと表現します。 型を確認するにはtype関数を使用します。
関数の意味は「関数について知ろう1」で説明します。 カッコの中には整数や文字列等を入力しますが、このデータのことを引数と言います。 結果は以下の通りという形式で出力されます。
この例の場合はintであることが確認できます。

長整数型は整数型より桁数が多く、桁数の上限はありません。
長整数型は数値の最後に「L」を付けてください。 type関数で確認してみるとlongだと分かります。 結果は以下の通りです。 なお、整数型なのか長整数型なのかを意識する必要はありません。
Lを付けなくても整数型の限度を超えると自然と長整数型に変わります。
例えば以下の例はLを末尾に付けなくても長整数型となります。

浮動小数点型は小数点を扱うことが出来ます。 type関数で確認してみると小数点数がfloatだと解ります。 結果は以下の通りです。
次は文字列型について説明します。
文字列型はもしくはのどちらかで囲まれた文字列のことを言います。 結果は以下の通りです。
次はリスト型について説明します。
リスト型は他の言語の配列に相当するものです。
データをまとめて使用したい時に使いますが、以下の例のように複数のデータをで囲みます。 リストについては「リストについて知ろう」の章で詳しく説明します。 結果は以下の通りです。
次はタプル型について説明します。
タプル型はリスト型とほぼ同じで、データをまとめて使用したい時に使いますが、リスト型との違いは一回データを入れると変更することができないことです。
タプル型は以下の例のように複数のデータをで囲みます。 タプル型については「タプルについて知ろう」の章で詳しく説明します。 結果は以下の通りです。
次はセット型について説明します。
セット型もリスト型とほぼ同じですが、リストはデータの重複はできますが、セットの場合はデータの重複はできません。
セット型はという構文で書きますが、詳しくは「セットについて知ろう」の章で説明します。 結果は以下の通りです。